ジャックポット
あなたも今夜はギャンブラー

 今回、ホテルヨーロッパに宿泊した際、チェックイン時にジャックポットの利用券20ドル分を頂いた。

 ジャックポット―ここは未知の世界。園内プールがあるウェルネスセンターの2階にある。今までに1度出掛けたことがあるのだが、入り口でUターンしてしまった。雰囲気が大人びていてどうも、その扉を開けるのをためらわせる雰囲気があったのだ。

 しかし、今回はなぜか足を運んでしまった。それはHTBの暑さのせいだったのかもしれない。どこか、園内で休めそうな、そして涼しそうな場所。それも時間を潰せそうな場所…と、考えてた時にこの利用券を思い出したのだ。今回の宿泊でもらったチケット。今日なら堂々とあの『ジャックポットの扉』を開くことができるのだ!と思い、ウェルネスセンターの階段を登ったのだった。

 ところが、その『扉』は私達を威圧的に迎えていた。扉の横にはジャックポットの利用説明が書かれているボードがある。それを眺めていると、室内から黒服の男性がでてきて、声をかけてくれた。

 簡単な説明を彼はしてくれた。何気にホテルヨーロッパで頂いた20ドルチケットを見せると、このチケットでゲームを楽しめるということ。しばらくお邪魔することにした。

 開店(17:00)してすぐということもあり、客人はなし。貸切状態だった。オリンピック期間ということもあって、室内ではオリンピックの放送をスクリーン上映していた。ちょうど野球中継をしている時だったので、だんなさんはカジノには目もくれず野球にかじりついていた。
 一応ゲームだけでもよかったのだが、カジノバーという場所柄、ドリンクも頼んだ。明朗会計。¥500、¥1000、¥1500といった切りの良い数字のドリンクメニューで、注文の度に現金精算することになっている。だんなさんは夏のお薦めカクテル『ミスティ』を、私はグレープフルーツジュースを頼んだ。

 ミスティ:ライチのリキュールを使った優しく爽やかなカクテル
 私は、20ドルのうち10ドルを使って大きなルーレットをした。大きな円盤型のルーレット。出る目をあてるという至極簡単なゲームと言える。

  出目は1, 2, 5, 10, 20, 40ドルの全部で6種類。1が一番マス目が多く、40は1マス。しかし、そのマス目が倍率になっている。つまり1ドルを賭けてあたりが出たら賭けたお金の倍になって返ってくるのだ。40ドルなら、賭けた分の40倍が返金される。

  女の感で勝負した。途中、増えたり減ったりしながら10ドルを110ドルに増やした段階でストップした。結構、面白い。独りでカジノというのもちょっと寂しい。どうせなら、もっとたくさんの人が集まって楽しむと良いのだが。
 他には、『ブラックジャック』『ルーレット』『バカラ』等があった。お子様でも楽しめるようなスロットゲームもある。
 『ジャックポット』。その扉を開けさえすれば結構楽しめるスペースであることを今回、実感した。

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