ホテルヨーロッパスイート宿泊
ホテルヨーロッパスイート宿泊【寝室編】

 いくつ部屋があるのか?と思いながら、リビング部分から右手に見える扉を開けた。その先は寝室だった。リビングダイニングの部分が広々としている印象を持っていた私にとって、この寝室部分は何となく庶民的な感じを覚えた。というのも、面積の割には物が多かったから。

 ベットは2つ。サイズがシングルかセミダブルかは?
 でもゆったりしていた。左側のベットサイドには目覚まし付きの時計が付いているサイドテーブルがあった。BGMの装置も内蔵されているし、電話も用意されている。もう片方のサイドテーブルは引き出しのみだった。
 壁沿いにはタンスが3棹。1つは枕(4つ)やガウン(2着)、浴衣(2着)、スリッパ(2足)がセットされた開きダンス。ここにはコートなどの長尺物を掛けられるようになっている。

 それ以外には引き出しタイプのタンスが2棹。片方は上部に皮が張られており、荷物おきとしても利用できる。よくシングルルームなどに設置されている2段の引き出しのものだ。

 もう1つは4段タイプ。こちらの上部には照明器具が1つと小さめのTVが1台置かれていた。リビングにも1つテレビがあったので、合わせて2台。2人で泊まればチャンネル争いをすることもない。
 しばらく室内でアテネオリンピックのテレビを見ながらはんなりしていると、ドアをたたく音が聞こえた。

 誰か知りあいが訪問に来たのか!?

と思ったが、部屋番号はアナウンスしていない。慌てて扉を開けに行くとベットメイキングの人が来ていた。ベットにかかっていたカバーを外し、クッションを枕と取り換えてくれた。そういえば、ディズニーランドのホテルではこういうサービスがあると聞いたことがある。私なんかは合理主義だからチェックインする前に全部セットしておいたほうが人件費が安くて済むのではないかと思ったりもするのだが、これがエクゼクティブというものなのだろうか?